Occupational therapy
医師の指示に基づき、自宅での生活を目指した食事、トイレ、入浴などの日常生活動作訓練を行います。身体機能障害のみならず、高次脳機能障害により日常生活動作に支障をきたした方へのアプローチも行っています。
また患者様各々の生活状況に合わせ、家事(調理、掃除、洗濯)訓練や、復職をご希望の方には、就労前評価及び模擬的な訓練なども行います。
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さまざまなリハビリテーション器具を用いて、物の握り離しの練習や指先の細かい動きの練習を行います。腕の力が弱い患者様には、腕を持ち上げる力を補助する「ポータブルスプリングバランサー」を使用した訓練も行っています。
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調理場面は運動麻痺や上肢の機能低下、同時に2つ以上の課題の遂行が難しい高次脳機能障害があると怪我や事故のリスクが高くなります。
調理訓練では一般家庭のキッチンを再現した調理スペースで、包丁やハサミ、コンロを使用した調理や、食器洗いなど、実際の物品、食品を扱いながら訓練を行います。併せて、「どこまでの作業なら安全に行えるか」といった能力評価や、補助用具の提案をいたします。
実際に洗い物や料理をシュミレーションすることで、実生活に潜むリスクを知ることができます。
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高次能機能検査では、記憶力障害、注意機能障害、失行(物の使い方が分からない)、遂行機能障害(段取り良く行動できない)、半側空間無視(病側への注意を向ける事が出来ない)など様々な機能低下に対して検査を行います。
退院後の家庭や社会生活に必要な高次脳機能の回復に向けて、訓練を行っています。