Rehabilitation
患者様に対して運動療法や物理療法を行い、患者様の失われた身体の基本的な機能や動作能力(座る、立ち上がる、歩く)の回復を図ることを目的として治療を行います。
自宅での生活をめざした食事、トイレ、入浴などの日常生活動作訓練を行います。身体機能障害のみならず、高次脳機能障害により日常生活動作に支障をきたした方へのアプローチも行っています。また患者様各々の生活状況に合わせ、家事(調理、掃除、洗濯)訓練や、復職をご希望の方には、就労前評価及び模擬的な訓練なども行います。
脳卒中や事故による頭部外傷、神経疾患などによっておこる「コミュニケーション」に障害を受けた患者様やご家族様に対し、相談・評価・指導を行い、豊かな生活ができるように支援します。
当院では、ことばが出にくい、ことばの意味がわからないといった「失語症」や、集中できない、計画的な行動ができない「高次脳機能障害」、食べ物を噛んだり飲んだりできない、むせてしまう「摂食嚥下障害」といった障害に専門的に対応します。
カナダのオンタリオ州立大学教授 Dr.Thautらにより確立された新しいリハビリテーションシステムで、物理的あるいは器質的中枢神経的障害からの動作、認識、感覚障害に音楽による更なる教育を加えることで現実社会への適応の促進を期待するトレーニングを行います。当院では臨床面だけでなく音楽療法に基づいた研究も行っており、論文発表や学会発表に加えて新聞等のメディアに取り上げていただき多方面で活動しております。